測量などの現場業務をはじめ、工事に関わる業者の方に、仕上げのイメージや工事のスケジュールを伝える仕事も行っています。自分自身が設計を理解していないと、工事に協力していただく職人さんにも正確な説明ができないので、日中に現場の仕事をした後は、会社に戻って設計図面を読み込んだり、明日の準備をしています。
南国市から東方面に向けて進行している高知東部自動車道の延伸工事に初期段階から携わっていまして、何もないところから始まって道路が完成したときには、とてもきれいな光景だなと感動しました。また、引き渡し時に道路を歩いたんですが、「ここは大変やったな」「ここではこんなことがあったな」と思い出すことがたくさんありましたし、今も車で通るたびに「自分もよく頑張ったな」と思うんです。道路を見たり通ったりするたびに、いろいろな思いがわき上がってくることは、この仕事だからこその魅力だと思いますし、そこにやりがいも感じています。
将来の具体的な目標がないまま工業高校の土木科に入学したんですが、勉強をしていく中で建設業の「地図に残る仕事」という部分に魅力を感じ、特に現場監督への憧れが芽生えてきました。就職に向けて担任の先生にどこの会社がいいか相談をしたところ、福留開発はICTに長けていると教わり、自分自身も興味があったのでそこが決め手となりました。
実際に入社してみると、周りの上司や先輩方がとても優しく、仕事だけじゃなくてプライベートな話題も気軽に話ができて自分自身が素でいられるような実感があります。最近は、先輩方とゴルフの話でよく盛り上がっています。福留開発は社内コンペがあるぐらい、ゴルフをやっている人が多いんですよ。
SYNERGY
仕事でシナジーを感じる瞬間は?
建設業界はICTの進化と活用がどんどん進んでいます。私たち若い世代は幼い頃からコンピューターに触れながら育ってきたので、最先端機器の取り扱いは得意ですが、一方で、工事現場でICTを駆使するためには機器だけでなく、現場での経験も必要です。その点、福留開発のベテランの先輩方は経験値も知識もすごいんです!それぞれの強みを生かしながら世代を越えて一つになることでシナジーが生まれ、より良い仕事ができているなと感じます。
シンプルであり難しいことでもありますが、「間違えない」ということを大切にしています。たとえば、専門的な技術を持つ職人さんは仕事をした数で収入が決まりますが、自分が何か間違えてしまうと職人さんの仕事がストップすることになり、その分職人さんの時間をムダにしてしまうことになります。私たちの仕事は自社以外にも多くの人が関わっていますので、基本を忘れず、常に大切にしていきたいです。
また、関わる人が多いということは「一人ではない」ことでもあります。そこを強みにしていくために、関わるみなさんとのコミュニケーションも大事にしています。一人で抱えてしんどいことでも、いろんな方達と話をしていると良い方へ変化していくので、休憩時間は仕事のこともそれ以外のことも積極的に話をするようにしています。
後輩が増えてきましたので、自分のことだけでなく、後輩指導もできるようになりたいと思っています。自分自身、入社1年目のときは何が分からないのかも分からない状態だったので、その体験を忘れないようにしながら後輩の気持ちに寄り添える先輩になりたいです。